昨日電話がなった。
母から。

九州地方の地震をテレビで見て、だんなの実家を心配して。
でも、県が違うので大丈夫だと思うよ

母としては、九州と聞けばどの県も同じで心配して電話してきた。
当の本人、だんなはケロッとしてて実家に居るじーさんに
電話一本も入れようとしない。

結構、じーさんには冷たいんでね

そこでの電話で
今度、姪っ子が大学入学で、ある地方に行くらしく
そこで、一人暮らしするらしい。

それが心配で、心配で・・と言ってるのはその子のおばあちゃん。
母の姉になるのだけど。

その地方にはだんなの兄が居てて、同じ県だから何かあった時は、どうぞ頼みます・・・て。

まぁ心配なのはわかるけれど
でも、その姪っ子自身もだんなと会った事すらないのに、
その兄なんかを、もしも何か起こったとしても、頼ってはこないだろうよ

かわいい孫が心配で心配で、仕方が無いのがよくわかるけれど。
一応「はいはい」といっておいた。

今回こんな遠い大学に、しかも一人暮らしでなんて行かせるのを反対したのは、
親でもなくこのおばあちゃん。

姪っ子の親も実は行きたい大学があったそうな。
でも、そこは遠いからとかで反対され、希望の大学を残念したそう。

今回も孫の事を反対したらしいけど、親が「子供の夢の芽を摘まないでくれ」
と言われたらしい。

そりゃ、そうだ

と、他人事の話で勝手に私の事が話題に。

私もね、家を出て働きにでた人
親の、特に母の反対を無視して。

どうも、一年で家に戻ると言う約束してたらしい
でも、そんな約束した覚えは無いねんけど。

結局は、こっちで結婚して、この地に居ついてしまったわけだけど。

でも、あの時やっぱり、家を出さなかったら、反対をしてたら、
私はこんな遠い所で結婚して暮らすことなかったのに・・・て。

もう、結婚して10年以上も経つのよ!
いまさら、何言うてんの?

寂しいのよね、母。

寂しくさせてるのは、私。

母を見てて、私は絶対寂しさを自分の子供で紛らわさないで
おこうと思う。

いつまでも自分の子供を、手の内においてこう、
なんて考えないでおこうと思う。

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