ぽっくり

2006年6月28日
最近、接骨院に通っている。

そこは自宅の一階を診療所としている小さな所で
待合室も、4人座ればいっぱい。

だけど、いつ行っても誰かしら待っていて
そこで待っている人は、高齢な方が多くて
同じ曜日、同じ時間・・・となれば顔見知りになる。

私は挨拶を交わす程度だけど、
お年寄りな方たちは、いつもそこで色々な話に
ハナをさかせている。

こないだは待合室で・・・

あるおばーちゃん
「最近○さんみいーひんな?」

とあるおばーちゃん
「あんひとな、ぽっくりな逝ってもうたんやんで。
朝起きたらな寝てるみたいに死んでたんやて」

あるおばーちゃん
「そんなん羨ましいわ。ぽっくり逝けるなんて」

そんな会話をしていた。

今度は診察室の中で
ベットが並べられていて、カーテンで仕切られているだけ。
隣で診察を受けているおばーちゃんのお話。

「こないだこけてからな、歩くの怖いねん。
けどな嫁が歩かなあかんてゆうて怒るねん・・。」
なんて話が聞こえてきた。

色々な話が聞こえる

お年寄りの人は、みんな気を使い
自分が世話になることを、申し訳ないと思っていて
それが、お金をもらって仕事として働いているヘルパーさんにも
申し訳ないと言って気を使っている。

そして、行く末、自分がボケたり寝込む事に不安がっていて。
だから、あっさりとぽくっり逝ける事を羨ましいなんて言っている。

だけど、皮肉なもんで医学が発達していて
なかなか、ぽっくり逝けないのが現状。

長生きしたくないお年寄り達にとっては
医学の発達はありがた迷惑なのかも。

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