家族というもの〜その2

私の育った家族は、兄二人の5人家族で。
だけど、兄二人は歳も離れていたし、
母としては末っ子の一人ムスメの私がかわいかったと思う。

今、自分が親となってみて
兄達はきっと妹の私にずいぶんやきもちを焼いただろうなと思える。

夫婦ケンカはいつも私の目の前でしていたし
母も良く泣いていた。
そして私に「お前さえ居なかったらすぐ離婚していたのに」なんて
言葉にして言っていた。
子供心に「自分のせいで母が泣いている」なんて思っていた。

ま、それは今となって思えば、所詮夫婦ケンカなんだけどね。
でも、幼心にいつも心苦しかったなぁ。
兄達は兄達で、好き勝手に遊びまわっていて
あまり一緒に何かしたと言う記憶がない。

それはやっぱり今も一緒で、あまり集まる事もないし
交流もほとんどない。バラバラ。

一番は二番目兄の結婚の時で葉書で
「結婚しました」と友達と祝っている写真付きで送られてきて知った。

なんだよーそれ！

今、家族で

そんな育った家族のようにはなりたくないと思っていて
家族で食卓を囲むことが嬉しかったし、楽しかった。

子供達とおかしをつまみながら学校の話をしたりして
そんなことが楽しかったし、
子供達もケンカもするけど、だけど同じ空間を共に過ごせる
兄弟っていいなと、私は羨ましいな、なんて思っていた。

自慢の家族だったし、自慢の子供達だった。

子供たちもそう思ってくれていると思っていた。
次女ちゃんはいつも友達に姉妹が居て
「いいなぁ〜♪」なんて言われるねん♪なんて話していて。

だけど、長女はそうじゃなかった
恥ずかしい姉妹だと言っていた。

「すごいなー」とか言われると恥ずかしいって。

だんなも兄弟が多くって、長女の気持ちがわかるよと話していたけど
私は「なんでー？」なんて思っていて
ちっとも長女の気持ちを理解してやろとしてなかった。
反対に私の自慢の家族を恥ずかしいなんて！！なんて思っていた。

今回、長女がこのことをしでかす前も
「自分は一人っ子が良かったわ」とつぶやいていた。

何いってんだか今更・・・と思っていたけど。

私はいつだって子供に対しては

一対一

子供達にたいして5分の一なんて思って接していない。
確かに限られてくる事もあるけど、精一杯子供達は一人一人、
愛情をそれぞれ込めているつもり。

子供には必ず平等を心がけているつもり。

だから、たとえ一人っ子でも兄弟が居ても
接する気持ちは一緒。そう心がけている。

だけど、言ったもん勝ちみたいな所があって
次女ちゃんみたいに、家で甘え上手な子もいるし
何も言葉にして言わない長女みたいな子もいて

ついつい、甘えてこない長女は大丈夫だと思いこんでいた。

だけど、今回のことで、いつも家族にたいして
不満はあったみたいだし
親をバカにしていたところがあった様子。

まだまだ、未成年で親の手の内にいて
何かしでかしたときは、親が責任取らないといけないんだから。

そんなことすらわかっていない。

そして、考えが浅はか。
これが中学生の考えることか？と呆れる。

親が！親が！と圧力をかけるのは恩着せがましいと思っていたけどこれかよ！

親の苦労なんて、見せ付けるもんじゃないと思っていたけど
だけどあまり見せ付けないのも、わからない過ぎてダメだな。

長女は親の大変さをわからないすぎ。

少しは反省していると思う。
まだ、本音は聞けてないけど・・・。

もっと煩い親になっても良いかな？と思っている。